日本人の8人に1人がかかる恐ろしい病気「慢性腎臓病」

「慢性腎臓病」とは?

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腎臓には「尿をつくることで、毒素を外に排出する」という機能がありますが、その機能が60%未満に低下してしまい、毒素を出せなくなってしまう病気を「慢性腎臓病(chronic kidney disease: CKD)」と言います。

慢性腎臓病になると、将来的には透析になってしまう可能性もあります。

実はCKDにかかっている患者さんは、日本で1,300万人(20歳以上の成人の8人に1人!)いると言われており、新たな国民病であるとされています。

 

「慢性腎臓病」の恐ろしさとは?

慢性腎臓病の恐ろしい点は、腎機能が70-80%程度まで低下しないと症状が出ないことです。

腎機能の低下は、

①尿検査をして、タンパク質や血尿が連続的に陽性になる

②血液検査をして、血清クレアチニン(腎機能の評価の一つ)が増加したり、GFR(※年齢、性別、クレアチニンによって算出される値)が低下したりする

といった、何らかの測定をしない限り分かりません。

※eGFR(estimated glomerular filtration rate、推算糸球体濾過量)

eGFR (ml/min/1.73 m2) = (194 × creatine (Cr) – 1.094) × (age-0.287) (× 0.739, if female).

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更に、CKDは透析に至ってしまうことだけではなく、

①心臓病や脳卒中

②高血圧

③貧血

④骨粗鬆症

など他の疾患になるリスクも高くなってしまうという、恐ろしい病気です。

健康診断で腎機能低下や尿蛋白陽性の反応が出た際は、専門施設を受診して慢性腎臓病になっていないかを確認することが大切です。

 「慢性腎臓病」にならないためには?

普段の生活の中で出来るCKD対策として有効な対策は「減塩」です。

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ラーメンの汁を飲まない、みそ汁の汁を飲まない、お新香などを食べない、加工食品(製造過程中に塩分を多く使う食品)を減らすなど、今日からすぐにできる対策は沢山あります。

全身の疾患を引き起こさないためにも、腎機能の予防が、大事なアンチエイジン対策の1つであると言えます。